ライフハック

揚げ物油は何回使い回してOK?保存方法は?

みなさんのお宅では天ぷらや唐揚げなどの揚げ物メニューはどれぐらいの頻度で登場しますか?

「夏場は暑くて揚げ物は大変なので、スーパーの総菜を買ってくる」という方や、「後片付けが大変だから揚げ物は月に3回ぐらいかな」という方や、「子供や旦那さんが揚げ物が大好きだからしょっちゅう作るよ」という方までそれぞれだと思います。

そこで気になるのが、揚げ物油は何回まで使い回せるのかという点です。何となくの見た目で判断していることが多いと思いますが、その判断基準は人それぞれではないでしょうか。

ここでは「揚げ物油は一体何回使い回せるのか」ということと、「どのように油を保存すればよいのか」という点についてお伝えしたいと思います。合わせて揚げ物油のお得な処理方法も・・・

ぜひ参考にしてみてくださいね。

揚げ物油は一体何回使い回せるの?

揚げ物油の汚れ具合は、揚げるものにもよって異なります。

パン粉を付けて揚げるとんかつなどは、衣を付けて揚げる唐揚げよりも油が汚れやすくなります。

剥がれたパン粉が油の中で焦げてしまうからです。

大体揚げ油は2回から3回使った頃が、交換の目安となります。

チェックポイントとしては以下のうち1つでも当てはまったら、使用回数に関わらず処分した方がよさそうです。

  • 油を加熱したときに白い細かい泡が出てきて揚げているものが見えない
  • 油を170度から180度に熱した時に、何も入れていないのに油から煙が出てくる
  • 冷えている状態の油がトロっとした粘り気がある
  • 油の色が黒い
  • 加熱した油からペンキのような独特なにおいがする

揚げ物を揚げる頻度が少なく、保存期間が長くなっている油は例え1回しか使っていなくても劣化している可能性があります。

使う前に色や粘り気をチェックしてみてくださいね。

揚げ物油の保存方法

油が汚れる最大の原因は、げカス』です。

カスが残ったまま油を保存すると劣化が早まります。

ですから油がまだ完全に冷めていない状態でオイルポットに移す前に必ず油をこしましょう。

厚手のキッチンペーパーや油こしをオイルポットにセットしてゆっくり油を注ぎ入れるとこすことができます。

油こしの紙は100円ショップでも買うことができますよ。

オイルポットに付属のこし網は目が少し粗いので、細かいカスが通り抜けてしまうので必ず油こしを使うようにしましょう。

[aside type=”normal”]油は空気や光に触れると酸化が進んで劣化してしまいますので、保存はふたをしてシンクの下など光が直接当たらない場所に保存するようにしましょう。

可能であれば冷蔵庫に保存するのがベストだと言われています。[/aside]

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揚げ物油の処理方法

みなさんもちろんされてはいないと思いますが、揚げ油を処分するときにそのままシンクの排水溝に流すのはNGです。

下水も汚れて環境にも悪いですし、油が排水溝にへばりついてしまい排水できなくなってしまう恐れもあります。

通常ですと、油を固めて処理したり、新聞紙や専用の吸い取りパッドなどに吸わせて処理したりしますが、ここではおすすめの揚げ油の処理方法を伝授したいと思います。

それは、『破棄する揚げ油で石鹸を作る』ことです。

我が家の子供たちが幼稚園に通う頃、幼稚園のバザーで廃油石鹸を販売したことがあります。

各家庭から廃油を持ち寄って、PTAの役員のみんなで石鹸を作りました。

合成洗剤ではないので環境にも手にも優しい石鹸なのでおかげさまで完売でした。

興味がある方のために「廃油で作る手作り石鹸」の作り方をご紹介したいと思います。

ぜひ作ってみてくださいね。

廃油で作る石鹸の作り方

簡単に言うと、廃油と水と苛性ソーダを混ぜて化学反応を起こすことで石鹸はできます。

ただし、苛性ソーダは強アルカリ性のため劇薬なのです。

家庭で扱うには危険過ぎるため、ここでは苛性ソーダは使わない方法をお伝えします。

  1. 廃油(100cc)と水(50cc)と手作り石けんの素(80ℊ:市販品)をペットボトルに入れる。
  2. ペットボトルの蓋をしてしっかりと振る。
  3. 温かい場所に保管して、24時間経ったら石鹸の出来上がり。

*この石鹸は固形にはならず、液体状のまま使用します。

ですので食器洗いや風呂掃除にも使えます。

特に油汚れには効果が抜群です。

それこそ揚げ物をして汚れたキッチンの掃除にちょうどいいですね。

[aside type=”warning”]時間が経つとだんだんドロっとした状態になっていきます。

長期保存はできないので、なるべく早く使い切るようにしましょう。[/aside]

そのまま新聞紙に吸わせて燃えるごみとして処分している方も多いと思いますが、子供と一緒にエコな暮らしを考えてみるきっかけにもなるので一度手作り石鹸作りにチャレンジしてみてくださいね。

まとめ

ここでは揚げ油の寿命や保存方法、活用方法などをご説明しました。

つい「もったいないから」と思って揚げ油を何度も使い回していませんでしたか?

古く汚れた油は、体に悪いトランス脂肪酸が増えているので使い続けると健康にもよくありません。

家族の健康のためにも揚げ油にも気を配りたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。