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洗濯機の掃除のやり方は?重曹やクエン酸、漂白剤がいいって本当?

洗濯機は重曹やクエン酸、漂白剤など自宅にあるもので掃除できるのを知っていますか?

洗濯機用の高価な洗剤は必要ありません。

年末はなにかとイベントだらけですが、1年に1度の大イベントして大掃除がありますね

。洗濯機は毎日使うご家庭も多いですし、洗濯機の掃除はこの大掃除にしかしないという場合もあります。

滅多にしない場所だからこそ念入りに掃除したいですよね。

今回はご家庭にある重曹やクエン酸、漂白剤を使った洗濯機の掃除方法を紹介します。

 

洗濯機の掃除に使う洗剤の種類

まずは洗濯機を洗うのに使う漂白剤について見ていきましょう。

洗濯機の掃除に使える洗剤は重曹と大きく分けて2種類の漂白剤があります。

 

酸素系漂白剤

過炭素ナトリウムが主な原料で強い発泡力あります。

発生する泡の力で汚れやカビを剥がすので、掃除した後は剥がれた汚れやカビが浮かんできてきれいになった感覚が出やすいです。

塩素系漂白剤に比べて価格も安いのが特徴となります。

 

塩素系漂白剤

次亜鉛素酸素ナトリウムが主成分で、汚れやカビを分解して溶かしてきれいにします。

洗濯機の掃除というと、黒い汚れがプカプカと浮かぶイメージですが、塩素系漂白剤は分解するので、目でどの程度汚れが落ちたのかは確認しにくいです。

しかし酸素系漂白剤に比べて強い殺菌力があり、数年ぶりに洗濯機を掃除する場所には塩素系漂白剤を使った方がいいでしょう。

 

重曹

炭酸水素ナトリウムのことで、食品ではベーキングパウダーの原料にもなっています。

水に溶けにくい性質があり、洗濯機の掃除に使うと全体に行き渡ることで研磨剤として働き、水垢を落とします。

親油性もあり、洗濯機にこびりついた服やタオルの皮脂を取り除くのに効果的です。

 

クエン酸

食品ではお酢やレモンなどの酸味に含まれる成分ですが、固まった水垢や石鹸垢を溶かす効果があります。

アンモニアを取り除く効果もあるので、洗濯機の掃除に使うと嫌な臭いがなくなります。

水回りの掃除によく利用されますが、洗濯機を掃除する場合はいきなりクエン酸のみを投入しないようにしましょう。

洗濯機の汚れと化学反応して新たな石鹸カスとなってしまいます。

必ず酸素系漂白剤や重曹を入れた後にクエン酸を入れてください。

 

洗浄力の強い順に見ると、塩素系漂白剤、酸素系漂白剤、重曹となります。

調べると塩素系漂白剤は使ってはいけない、と書かれていることもありますが、洗濯機の状況によってうまく使い分けたいですね。

 

酸素系漂白剤とクエン酸の使い方

洗濯機専用の洗剤はほとんどが塩素系漂白剤で、詳しい説明が載っていることが多いので、ここでは酸素系漂白剤とクエン酸の使い方を紹介します。

①漂白剤を入れた後、洗濯機に高水位までお湯をためる

お湯は40℃から50℃くらいにすると、漂白剤の酵素の働きが活発になって、汚れが落ちやすくなります。

お風呂の残り湯を利用するとわざわざ沸かす手間も省けて水道とガス代が節約になりオススメです。

漂白剤の量は10リットルあたり100gが適量で、クエン酸は1カップほど入れます。

クエン酸を入れるなら必ず、漂白剤、お湯、クエン酸の順番で入れるようにしましょう。

②洗いで5分回す

排水されないように洗い設定にして5分洗濯機を回します。

5分経つと大きなゴミが浮かんできますが、これはすくい網でだいたいでいいので取り除いてください。

ほとんど洗濯機を掃除していないと、汚れに漂白剤が強く反応して泡が溢れそうになることがあります。

この場合は、泡を取り除くか、お湯を少し減らしましょう。

③3時間から一晩そのままに
もう一度洗いで5分まわして、ゴミをすくった後、3時間から一晩排水せずそのままにしておきます。

漂白剤が洗濯機全体に行き渡って、カビをどんどん浮かせてくれます。

④コースで洗う
時間を置いた洗濯機をもう一度5分洗いでまわしてゴミをすくったら最後の仕上げです。

洗いから脱水までのコースで洗濯機を回します。

脱水まで終わった後はゴミが落ちているので、ティッシュで取り除いてください。

ゴミが気になるようなら、気にならなくなるまで、洗濯物を入れず洗いから脱水を繰り返します。

底にゴミが残らなくなったら出来上がりです。

酸素系漂白剤は取り扱いが簡単ですが、塩素系漂白剤に比べて殺菌力に劣ります。酸素系漂白剤を使うなら半年から1年に1回の頻度で洗濯機を洗うようにしてください。

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重曹とクエン酸の使い方

では次に重曹とクエン酸を使った掃除方法を紹介します。

①クエン酸と重曹を入れる

一般的な大きさの洗濯機であれば重曹は300g、クエン酸は100g用意します。

洗濯機の状況や汚れの落ち具合によって量を調節することもあるかもしれませんが、そのときも重曹とクエン酸の比率は3:1になるようにしましょう。

②45℃のお湯を洗濯機いっぱいにいれる

糸くずネットを外して、洗濯機をいっぱいになるまでお湯を入れます。

カビが死滅して固まった石鹸カスや皮脂が溶けやすくなるので、45℃程度がオススメですが、50℃以上の高温になると洗濯機が傷むケースがあるので注意してください。

③洗濯機を洗いで5分回す

もし布団洗いモードがあれば、布団洗いモードで洗ってください。

布団洗いモードは洗濯槽自体が動くのでこびりついた汚れが剥がれやすくなります。

5分回して洗濯槽全体にクエン酸と重曹が行き渡ったらお湯を抜かずにそのまま一晩放置してください。

④翌朝もう一度洗いで5分回す

じっくり洗濯機の汚れを浮かせたら、もう一度洗いで浮いた汚れを剥がします。

洗いが終わったらお水を捨ててください。

⑤新しいお水を入れてすすぎをする

お水を入れ替えてすすぎを2回しましょう。

残ったクエン酸や重曹を落として、頑固な黒カビや汚れをすっきりします。

おわりに

体や自然に優しいクエン酸と重曹ですが、それゆえに洗浄力や殺菌力は漂白剤にどうしても劣ります。

子供のアレルギーが気になってクエン酸と重曹を使いたい場合は月に1度くらいのペースで洗濯機を掃除するようにしましょう。

洗濯機は頻繁に使いますし、見えない部分が汚れていくので、つい掃除を忘れてしまいがちです。

しかし洗濯機の汚れは確実にたまっていき、衣類に付着してしまいます。この機会に洗濯機のケアを見直してみてはいかがでしょうか?