寒くなると土鍋を囲んでの鍋パーティが楽しいですよね。
「あ、しまった!」
でもついうっかり土鍋の底を焦がしてしまうことってよくありますよね・・・特にしめに雑炊などをしようとするときに特に焦げてしまいます。
豆乳鍋もおいしいのですが、吹きこぼれやすいので注意が必要です。
吹きこぼれて土鍋の外側も焦げてしまうと落とすのがかなり大変です。
皆さんのお宅ではどのように土鍋の焦げを落としていますか?
たわしで力任せにこすりまくってますか?私も少し前までそうでした。
でも、簡単に土鍋の焦げを落とす方法があったら知りたいですよね?
ここでは、土鍋の焦げの落とし方を伝授したいと思います。ご家庭にある重曹やクエン酸、酢などで落とせるかも!?
ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
そもそも土鍋ってなぜ焦げ付きやすいの?
土鍋ってなぜか一度焦げ付くとその次からも何度も焦げ付くようになりませんか?
その度にスプーンでこそげ取ったり、たわしでゴシゴシと力任せに擦りまくる日々・・・
正直地味にしんどいですよね。
「何とかならないの?」って叫びたくもなります。
友人は手入れが大変だから土鍋は手放したと言っていました。
とは言っても土鍋でお鍋をするとなぜかほっこりした気分にもなれておいしいし、体がぽかぽかになれるんですよね。
魅力がある土鍋、簡単に手放したくもないものです。
なぜ、土鍋は焦げるのか・・・
それはそもそも土鍋は「土でできているから」なのです。
土鍋が割れにくいように『目には見えない細かいすき間』があいているのです。
そのすき間に雑炊などが入り込み、焦げてしまうのです。
一度焦げた土鍋は焦げやすい?
土鍋が焦げた場合、皆さんがやりがちな「スプーンなどでこそげ落としてたわしでこすりまくる」方法は実は1番やってはいけないことだったのです。
先ほどご説明した通り、土鍋には細かいすき間があいているのですが、金属のスプーンでこすることでさらに傷を作ってしまうことになるのです。
たわしでこすればこするほど焦げやすい土鍋になってしまうのです。
一度焦げた土鍋は焦げやすい理由が、ここにあったのです。
ではどうすれば土鍋の焦げは落とすことができるのでしょうか。
土鍋の焦げを簡単に落とす方法
方法その1 【重曹】
用意するものは、「重曹」です。
掃除用として100円ショップでも販売されています。
- 焦げ付いた土鍋にぬるま湯を入れて、一晩置いておく(スプーンでこそげたい気持ちをぐっとガマン!)
- 翌朝、すこし焦げが緩んできていることを確認
- 浮き上がってきた焦げを洗い流して、土鍋に水を入れる
- 土鍋に重曹を60gぐらい入れる
- 火にかけてしばらく沸騰させる
- 焦げが剥がれてくるのがわかります
- お湯を流して、柔らかいスポンジでこする
- 一度で取れない場合は、取れるまで繰り返す
方法その2 【酢】
用意するものは、「酢」です。
- 焦げ付いた土鍋にぬるま湯を入れて、一晩置いておく
- 浮き上がってきた焦げをスポンジでこすり落とす
- 土鍋に水と酢(60㏄ぐらい)を入れる
- 火にかけてしばらく沸騰させる
- 沸騰したらそのままお湯が冷めるまで置いておく
- 土鍋の水を流して、柔らかいスポンジでこする
土鍋の外側の汚れに関しては、多少たわしで力を入れてこすっても大丈夫です。
重曹をペースト状にしたものでこすると、研磨作用もあって簡単に土鍋の外側の焦げを落とすことができますよ。
試してみてくださいね。
重曹と酢 どうやって使い分けたらいいの?
「重曹」と「酢」を使って土鍋の焦げを落とす方法をご紹介しました。
実は、「重曹」と「酢」を汚れによって使い分けるとより効果的に土鍋の焦げを落とすことができるのです。
「重曹」はアルカリ性です。
ですのでご飯、お肉、お魚などの酸性の食べ物を焦がした場合は、アルカリ性の重曹を使った方がよく落とせることになります。
一方、「酢」はご存知の通り酸性です。
ですので、野菜やキノコ類などのアルカリ性の食べ物を焦がした場合は、酸性の酢を使った方がよいのです。
ただし、「酢」のにおいがキッチンに充満するので、それが嫌な方は「クエン酸」でも同じ効果が得られますよ。
「掃除は化学」とも言われますが、その通りですね。
むやみやたらにたわしで力いっぱいこすりまくっても、疲れるだけです。
化学の力で土鍋の汚れを簡単に落とすようにしましょう。
まとめ
土鍋で鍋をすると、体が温まって幸せな気分になれますよね。
土鍋で炊く御飯もおこげが香ばしくて、最高においしいです。
重曹や酢で焦げが落とせることを知っておけば、もう焦げはこわくないですよね。
熱伝導もよく、保温性も高い土鍋をどんどん活用しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考になれば幸いです。