ファブリーズやリセッシュはどの家庭にも置いてあるくらい生活に密着した除菌スプレーとなっていますね。
赤ちゃんがいるご家庭では自家用車の中の除菌も徹底してパパがこまめにスプレーしているお宅もあります。
ところが今、この除菌スプレーの安全性が問題になっているのです。
そこで今回は、除菌スプレーは本当に赤ちゃんにも安全性に問題ないのか、またどうやって除菌するのが良いのか、おすすめの除菌法をご紹介いたします。
もくじ
除菌スプレーは赤ちゃんにも平気なの?
ファブリーズやリセッシュに関しては、医療関係者、ペット医療関係者などから使用を控える声も上がっています。
霧状になって空中に散布された成分は、そばにいる人が呼吸することで体内に入り込みます。
ファブリーズやリセッシュには、「毒ではないけど食品でもない」と位置づけられる成分が入っているので、使用法を守っている限り大人が吸い込んでも特に問題があるほどのことはありません。
ただし、狭い範囲の中で1本使いきるほどスプレーしてしまったり、スプレーしてまだ表面が濡れているような時に体に接触させてしまうと呼吸器や皮膚から大量の成分を吸収してしまいます。
肌や呼吸器が弱い人は肌荒れや喉の痛みや咳が、また香料の刺激を受けた人は頭痛や吐き気やめまいが起こる可能性があります。
大人がこれだけ影響を受けると言う事は、赤ちゃんにはさらに刺激が強いと言えます。
必ず喚起をしながら使用し、赤ちゃんのいる部屋ではスプレーは使用しないようにしましょう。
赤ちゃんのお布団やおもちゃに関しては、スプレーしたあと十分に乾燥させる、また拭きとる除菌が安全です。
除菌スプレーは赤ちゃんに必要なの?
除菌スプレーは、細菌の繁殖を抑えることで自滅していくタイプのものと、アルコールなどで菌を直接殺してしまうタイプのものがあります。
病院やスーパーには、着けてきた細菌やウイルスを殺菌してから中に入ってもらうように、入り口にアルコール除菌剤が設置してあります。
殺菌するならちょうど良いとばかりに、赤ちゃんの手にもチュルチュルとジェルを塗りたくなりますが、赤ちゃんにアルコールは良くありません。
20歳になるまで禁止されているアルコールを、手をなめてしまうかもしれない赤ちゃんに付けてしまっては脳に悪い影響が出る可能性もあります。
肌にも刺激が強いため痛みや腫れが起こる場合もありますし、経皮吸収され微量とは言え体内にアルコールが入る事は間違いありません。
赤ちゃんにも安全なおすすめの除菌法は?
赤ちゃんが使うものを除菌する時に1番効果的なのは「おひさま」です。
日光浴させることでほとんどの菌は死滅しますので、わざわざスプレーする必要はありません。
晴れた日は、おもちゃ箱ごと窓辺やベランダに出してしまいましょう。
赤ちゃん本人もこまめに手を洗い、外出先で気になった時は赤ちゃん用のウェットティッシュで拭きとる程度で十分です。
赤ちゃんを常に無菌にしておくと、感染力の弱い菌にさえ抵抗できなくなり、病気ばかりするようになります。
雨が降り続いたり、どうしても気になる時は、赤ちゃんのいないところで軽くスプレーし、良く乾いてから赤ちゃんが触れるようにしましょう。
除菌消臭スプレーは依存性が高いもので、それは良い香りが原因です。
「良い香り=不潔ではない」と言う間違えた考え方をしていると、赤ちゃんにもシューシューと吹き付けて、体調を崩させてしまうかもしれません。
赤ちゃんはせっけんやローズの香りよりママやパパの肌やおっぱいの匂いが好きなので、その匂いが嗅ぎ分けられなくなると不安になりますのでご注意くださいね。