子供とフケは、なんとなく結びつかないような気がしてしまいますが、意外と多いのです。
特に小学校に上がり、おしゃれに気を使いだす年齢になったくらいに、子供でもパラパラとフケが肩に落ちるようになることが多く見られます。
その原因のほとんどが、頭皮の乾燥からくるものです。
そこで今回は、乾燥が原因の子供のフケについてや、シャンプーの選び方について調べてみました。
もくじ
子供のフケは頭皮の乾燥が原因だった!
家族団らんでTVを観ている時に、ふと見ると子供の頭に白いツブツブが・・・なんて、発見した時は驚いてしまいますね。
特に冬場の乾燥時期に多く見られるのが、このフケの発生です。
子供は、まだ皮膚が薄い上に、学校生活などで外にいることが多く、頭皮が寒風にさらされている時間が長いため、乾燥した角質がめくれて、剥がれやすいのです。
フケは乾燥性と脂質性の2つがありますが、子供は夏場は脂質性、冬場は乾燥性と、1年を通してフケが出やすい頭皮と言えます。
また、小学校に上がると、ほとんどの子供が一人でお風呂に入るようになり、シャンプーが良く流し切れていないことも原因のひとつです。
残ったシャンプーをエサに、フケ菌や雑菌が繁殖し、必要な皮脂まで食べてしまうため、乾燥してしまうのです。
また、フケに驚いて、何度もシャンプーしてしまう事で、悪化させていることもあるので、注意してください。
子供の頭皮を乾燥させないためには!
フケを止めるためには、子供の頭皮の乾燥を防がなくてはなりません。
まずは、今使用しているシャンプーを中止して、数日間お湯だけでよく洗い流すようにしてみましょう。
大汗をかくような時期ではないので、お湯だけでも汚れや臭いは洗い流すことができます。
市販のシャンプーに含まれる合成界面活性剤は、たいへん洗浄力が強いため、必要な皮脂まで落としてしまうのです。
大人の皮膚でも、乾燥させてしまうことが多いので、子供には強すぎると言えます。
とは言っても女の子などはシャンプーの香りをさせたいかもしれませんね。
そんな時は、十分にお湯で頭皮を洗った後に、毛先にだけコンディショナーをつけてあげれば問題ありません。
子供は新陳代謝が活発なので、余分に頭皮の皮脂がなくならなければ、上手に再生し、フケがとまります。
乾燥しないようにと、やみくもにローションや油をつけると、今度はそれが原因で痒みや皮膚炎を起こすことがあるので、必要ありません。
シャンプーの選び方は?
フケに気が付いたら、数日間はお湯だけで洗ってあげましょう。
一人でお風呂に入っている時は、頭だけ洗ってあげても良いですね。
十分にお湯をかけ、マッサージするように頭をもみ、頭皮の汚れを流します。
数日して、フケが止まってきたら、シャンプーを使用しても大丈夫ですが、今までの物を使用してしまうと、また同じように乾燥を招いてしまいます。
子供の皮膚には、刺激の弱い、アミノ酸系のシャンプーが良いです。
そして10歳くらいまでは、皮膚が弱いため、シャンプーを使った洗髪は3回に1回くらいで十分なのです。
そのかわり、後の2回は、お湯で十分に清潔にしてあげる必要がありますよ。
また、子供は、CMなどで見るようにタップリの泡で洗うものだと思い込んでいるため、必要以上にシャンプーを使い、流しきれないことが多々あるのです。
香りや泡でキレイになるのではなく、汚れを洗い流すことでキレイになるのだと教えてあげましょう。