日本ではクリスマスと言えば、ローストチキンやフライドチキンを食べたり、ケーキを食べたりします。
近年は、チキンやケーキだけではなく、ドイツのシュトーレンやイタリアのパネトーネなどと言った、ドライフルーツやナッツを練り込んだパンなども洋菓子屋さんやパン屋さんに並んでいます。
他国のクリスマス料理を味わってもらおうという、企業戦略なのでしょう。
日本では、企業に踊らされて賑やかにクリスマスを楽しみます。
しかし世界を見渡せば、特に何もしないという国もあります。
もくじ
クリスマスに何もしない国もある?他の国はどうなの?
そもそも、クリスマスは元々はチキンやケーキを食べる日ではありません。
イエス・キリストの誕生日だと思っている人もいるようですが、イエス・キリストの誕生日でもありません。
クリスマスはイエス・キリストの生誕を祝うお祭りで、降誕祭です。
生まれた日ではないので、多くの人が勘違いをしているようです。
キリストの生誕を祝うのがクリスマスなので、キリスト教徒がほとんどいない国では何もしない所もあります。
中国はキリスト教徒の人口は、8%くらいと少ないです。
したがって、大半の人はクリスマスだからといって特にパーティーをしたりお祝い事を開催したりはしません。
いつもと変わらない生活を送り、若い世代の中の一部がクリスマスのイベントや恋人と食事へ行ったり友達の家でパーティーを開くといった程度です。
北朝鮮は、徹底的に宗教弾圧をしている国なので、クリスマスなど全く無いと言っても良いでしょう。
クリスマスって何ですか?そもそも、ごく一部の人以外は食糧も切る物もまともになくて生き延びて行くだけで必死なので、クリスマスなんてそんなことは全然関係ないという感じなのだろうと考えられます。
サンタクロースやトナカイの服装で街を歩いたりすると、逮捕される可能性も高いです。
ネパール人やイスラム人も、「クリスマスってどういうものですか?」という感じです。
インドネシアは世界最大のイスラム教の国です。
当然のごとく、特に何もしていません。
しかし企業としてはクリスマス商品などを販売して少しでも売り上げを上げたいところです。
企業はあの手この手でクリスマスを利用して商品を販売していますが、一般市民は無関心でほとんど売れていないようです。
韓国は3割くらいがキリスト教徒なので、協会に行ったり家族と過ごしたりします。
アメリカではケンタッキーフライドチキンは食べない!
アメリカはプロテスタントが50%、カトリックが25%と大半がキリスト教徒です。
そのため、クリスマスは家族や親せきが集まって、七面鳥を食べたりして盛大なパーティーを行います。
クリスマスツリーは1月6日頃まで飾ります。
早く片付けてしまうと縁起が悪いそうです。
ちなみに、フライドチキンの発祥の地といった感じのアメリカですが、クリスマスにフライドチキンは食べません。
このように、世界ではキリスト教徒の割合が多い所はパーティーを開いたりイベントを行ったりして、キリスト教徒の少ない国ではほとんど何もしないか、全く何もしないという感じです。
日本のクリスマスは平和な証拠!
では、日本のキリスト教徒の割合はどれくらいでしょうか。
なんと日本のキリスト教徒は、約2%と言われています。
中国が8%で特になにもしない、タイは5%なので特に何もしません。
しかし日本は中国やタイと比べてもキリスト教徒はずっと少ないのに、どういう訳か派手にクリスマスパーティーを行ったり、クリスマス関連の様々なイベントが繰り広げられています。
若い世代だけでなく40歳代や50歳代や高齢者でも、クリスマスにはチキンやクリスマスケーキを買います。
また、レストランに食事に行く人やクリスマスイルミネーションを見に行く人も多いでしょう。
日本人がクリスマスにはしゃぎたがるのは、おそらく日頃のストレスをクリスマスにかこつけて、飲んだり食べたりして発散させたいという心理がクリスマスパーティーやイベントに向かわせるのでしょう。
北朝鮮のクリスマスと日本のクリスマスを比べると、雲泥の差です。
それを考えると、日本はまだまだ平和な国かもしれません。