鯖缶使っていますか?馴染みがないと「どうやって使うかわからない」と思ってしまうかもしれませんね。
そんな時は、とにかく丸ごとお皿に出して、少しのお醤油かポン酢をたらすだけで食べてみてください。
缶詰は非常食だなんて考えていたら、ビックリ仰天するほど美味しいのです。
オニオンスライスがあったら、それだけで1品料理です。
そして、なんとその栄養価の高さにも2度目のビックリです。
そこで今回は、鯖缶の水煮の栄養の凄さについて、また3度目のビックリには、痩せるホルモンまで出ているって本当なのか、調べてみました。
もくじ
鯖缶水煮の栄養がとことん凄い!
鯖缶がどうしてそんなに栄養価が高いかと言うと、新鮮な鯖を素早く生の状態で加工してしまうからです。
空気に触れる時間を少なくして酸化を防ぎ、缶詰にしてから高熱処理をします。
水煮と言うのは、塩水で煮ているだけで、味噌や醤油は一切入っていないと言うことです。
そのため、煮物に不可欠な砂糖は使いません。
鯖缶の栄養は、煮汁にも浸みだしているので、スープやサラダ、ハンバーグやパスタなど、出来る限り丸ごと使ってほしいのです。
水溶性の物も含まれるビタミンB群は、免疫力の向上、血行促進に役立ち、衰えた部分を正常に戻してくれる効果があります。
ビタミンB群は、特に乾燥の激しい冬から春にかけて、感染症予防のためにも、ぜひ摂りたい栄養です。
溶け出した煮汁も逃さずいただきましょう。
青魚に含まれるDHA,EPAが凄い!
青魚と言えば、豊富に含まれているのがDHAですね。
頭が良くなるからと言われ、子供に食べさせたいのですが、生や焼いた青魚は敬遠しがちです。
そんな時にも、まるでお肉料理かと思うほどのボリュームで、なおかつ美味しく食べられるのが鯖缶なのです。
DHAはもちろん大人にも必要です。
血液サラサラ効果、動脈硬化抑制、高血圧予防、脳梗塞や心筋梗塞の抑制、アレルギー症状の軽減、糖尿病抑制、そして集中力の向上です。
この集中力の向上が、子供のIQを上げることにも繋がるのですが、大人にとっては認知症予防に効果があるのです。
また、血流が良くなり、脳が活性化するため、うつ症状の軽減にもなると言われています。
DHAと同時に摂取出来るのが、EPAです。
こちらも血液サラサラ効果があるのもですが、中性脂肪を減らす効果はDHAより高いのです。
また、血管を柔らかくしてくれる効果があるため、血管が強くなるのです。
強い血管は、老廃物の排出に効果的に働くため、肌の若返り効果もあるのです。
鯖缶水煮を食べると、痩せるホルモンが出るって本当?
これは本当なんです。
このホルモンはGLP-1と言う、消化管ホルモンで満腹中枢を刺激するものなのです。
そのため、ツナ缶やカツオ缶を食べてもお腹は満たされませんが、鯖の水煮缶を1缶食べたら、かなりの満足度です。
野菜を組み合わせるなどすれば、毎日食べてダイエットするのも良いかもしれません。
ただし、鯖缶を毎日食べるなら注意したいのが、煮汁です。
栄養は豊富なのですが、尿酸値が高い人が、鯖缶の煮汁を飲んでしまうと、痛風が発症するほどプリン体が入っているのです。
健康な人なら問題はないですが、それでも毎日食べる時は、3回に1回くらいは身だけにした方が良いかもしれません。
鯖缶水煮は、作って半年くらいたった時が、1番美味しくなると言われています。
缶詰めの賞味期限は、あまり気にしていないかもしれませんが、少し気にして、旬を味わってみるのも良いかもしれませんね。