ソフトコンタクトを利用している方なら誰もが経験していると思われる「レンズの張り付き」。
外そうにも眼にぴったりくっついて、外れずに焦ったことはありませんか?
眼は皮膚と違って、
「傷ついたらカットバンを貼って治せばいい!」
というわけにもいかない、とてもデリケートな部分なので扱いには気をつけましょう。
今回はソフトコンタクトが眼球に張り付く原因と、外し方のコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
ソフトコンタクトが眼に張り付く原因は?
ソフトコンタクトが張り付く原因として、
- 長時間による装着で水分が蒸発してなくなる
- まばたきの回数が少なかったり、しっかりできていないことが原因で涙が溜められない
- ソフトコンタクトを着用したまま寝る
という事が上げられます。
長時間による装着で水分が蒸発してなくなる
ソフトコンタクトに限らず、コンタクトレンズにはレンズ自体に水分が含まれています。
しかし、使用時間を超えて長い時間着用することで、レンズの水分が徐々に蒸発し最終的に乾燥してしまいます。
水分が蒸発するとレンズは乾くので、目に張り付いてしまいます。
なので、記載されている使用時間をしっかり守り、もしコンタクトレンズを長時間使用する場合があるならば変えのコンタクトレンズを持ち歩き、使用時間が過ぎたら付け替えれるようにするなどの対策をしましょう。
まばたきの回数が少ない+しっかりできていない
日頃からパソコン作業が多かったり、長時間のスマートフォンの使用によってまばたきを忘れている場合が現代社会の人には多いと考えられます。
またコンタクトを着用することで、レンズの厚さの分、眼球が盛り上がることでしっかりとまばたきができずに涙を貯めることができないということも考えられます。
その他に、メイクで二重幅を作るためにまぶたにノリを付けたり、付けまつげを装着した場合もまぶたがしっかりと閉じられないことが多いです。
まばたきは、
- 涙で角膜を洗浄して角膜を清潔に保つ。
- 見たものの形や影のボヤけを修正する。
- 角膜と水晶体の間を置いてにある液の流れを良くする。
- 涙を結膜のうから涙道へ流し込む。
という、とても重要な働きがあるので、意識をしてまばたきをするようにしましょう。
ソフトコンタクトを着用したまま寝る
眼は、まばたきによって潤いを保っているのですが、当たり前ですが寝てしまうとまばたきはなくなります。
すると眼はだんだん乾燥し、やがて眼とコンタクトがくっついてしまうことになります。
少し寝るだけ、5分だけと仮眠をする場合でもまばたきはその間はされず、乾燥しやすくなります。
帰りが遅くなり、眠たいからコンタクトつけたまま寝ちゃえ!というのはさらに最悪です!
面倒くさがらずに必ずコンタクトは外してから寝るようにしましょう。
乾燥させないための改善方法
眼を乾燥させないために、
- ソフトコンタクトレンズ用の人工涙液を定期的にさす
- 意識してまばたきをしっかりする
- 着用したまま寝ない
ということを行うようにしてみましょう。
張り付いたソフトコンタクトの外し方のコツは?
張り付いたコンタクトを外す場合は、
『眼を潤してから外す』
という事がコツです。
ソフトコンタクトレンズ用の人工涙液をさし、まばたきを数回して眼をしっかり潤してから外しましょう。
それでも外れない場合は、この行為を数回繰り返しましょう。
絶対にしてはいけないこと
ソフトコンタクトが眼に張り付いた場合、絶対にしてはいけないことがあります。
それは、
- お風呂で潤す
- 無理に剥がす
ということです。
お風呂で潤す
お風呂には蒸気と湿気はありますが、眼は逆に乾燥する原因になります。
温泉にあるサウナももってのほかです。
ソフトコンタクトは急激な温度の変化に弱く、お風呂や温泉などの温度のお湯にはもちろん、冷水でもレンズの破損や変形の恐れがあります。
そしてさらに、ソフトコンタクトを着用したまま洗顔や洗髪をしてしまうと、眼にお湯が入り込み、ますます眼とソフトコンタクトを密着させ、眼の中で最もデリケートな部分である角膜を傷つけ角膜の透明度が減少し、視界がぼやけたり角膜炎になる恐れもあるので、絶対にしないようにしましょう。
無理に剥がす
もし、ソフトコンタクトが眼に張り付いたまま無理に外そうとすると、痛みを伴うほか、充血したり角膜を傷つけてしまう恐れがあります。
角膜が傷つくと、傷が完治するまでのしばらくの間、ソフトコンタクトを着用できなくなるケースや、最悪の場合、視力の低下や失明するケースもあるので、無理に剥がすことは絶対にしないようにしましょう。
コンタクトレンズをつけていたはずなのに、目の裏に消えた?!という場合はこちらの記事も参考にしてみてください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
目を守るためにも、できるだけソフトコンタクトレンズの使用時間はしっかり守り、乾燥したら目薬をさしたりそのまま寝るようなことはしないようにしましょう。
なかなかコンタクトが外れないからといって無理して取ろうとせずに、必ず目を潤してから取るようにしてくださいね!
最後までお読み頂きありがとうございました!