婚約指輪にお返しが必要なの?と驚く人も多いのではないでしょうか。
婚約は2人でするものだから、お返しなんて堅苦しいことは関係ないのでは?と考えてしまうと、この先の結婚生活の中で微妙なズレが生じてくるかもしれません。
気持ちを形にして「いただいた時」は、「お返しをする」と言う事は、この先の社会生活でも大変重要なことです。
そこで今回は、婚約指輪のお返しの相場や、結納を交わした場合には必ずお返しが必要なのか、などについて詳しく解説いたします。
もくじ
婚約指輪のお返しの相場はどれくらい?
婚約指輪は二人が夫婦として生きて行こうとする最初の約束です。
そして、恋人同士では問題にならなかった価値観の相違が表れるものここからです。
「いただく」「お返しする」と言うのは、人が円満に生きて行くために必要不可欠な条件です。
この先、ママ友との付き合い、ご主人の上司への対応、両家のご両親への対応などすべてにつながります。
これは、この場合はこうであるべき!と言う金品のやり取りだけではなく「気持ち」や「誠意」で贈りあうことも出来ます。
ただし、「お返し」は自分の気持ちの押し付けではないので、相手にとって気持ちの良いものでなければなりません。
良く言われる婚約指輪の金額の半返しと言うのは、相手を立てることも出来るし、誠意を表すことも出来る一番簡単で都合が良いお返しの仕方です。
とは言え結婚を控えた状態で高価な指輪をもらい、その半分の金額のお返しをして、結局二人のお財布は空っぽになってしまった・・・と言うのでは話になりません。
金銭感覚の相違は夫婦のもめ事の中でもっとも多いので、相手を尊重しながら出来る範囲の誠意のこもった贈りものをしましょう。
本来、婚約指輪は「婚約記念品」と言って、お互いにやり取りする物の内の一つなのですが、今は「男性だけが準備するもの」と思いこんでいる人が多いのが現実です。
意外と男性はお返しがくると思っていない人もいますので、日常的に使えて少々上等なキーケースやパスケースをお返しに贈ると喜ばれるかもしれません。
結納ありの時は必ずお返しは必要?
結納は、地域性もありますが徐々に簡略化されて来ています。
ご両親が結納についての知識がない家族が増えてきているので、結納=顔合わせと言うイメージに変わりつつあります。
そのため、結納金や品物のやり取りも減ってきているのが現状で、その分親からのお金は結婚資金として当人たちに現金で渡すことが増えています。
結納式を行った場合は、段取りの中で「婚約記念品の交換」があるので、婚約指輪をお披露目しお返しも必ず準備しなくてはなりません。
きちんとした結納式を行う場合は、半返し相当のスーツや時計をお返しに用意することが多いようです。
略式の結納として、顔合わせだけのつもりでも、婚約指輪のお披露目は必須です。
その時に、「お返し」の知識が無いと、男性のご両親から「この子で大丈夫かな?」と不の烙印を押されてしまう可能性もありますので、ここは要注意です。
たとえ高価で無いものでも、贈っているのといないのでは親の心象は違います。
彼のご両親から「あなたからはどんなお返しをくれたの?」などと言われて、慌てふためくことの無いようにしましょうね。
たとえ婚約記念品でなくても、いただいたらお返しをするのは、人として大切にしなくてはならない気持ちです。