名前が変わると、戸籍の手続きたけでなく、キャッシュカードや名刺などさまざまなものを変更する必要があります。
このタイミングに合わせて、パスポートも、名義変更を考える人もいるかもしれませんね。
結婚で苗字が変わった場合は、合わせて新婚旅行を考える人も多いでしょう。
行き先が海外であれば、パスポートが必要です。
必要書類か足りず、手続きができなかった、という事態は避けたいですよね。
今回は、パスポートの必要書類や、手続きの日数など、名義変更のための具体的な方法を紹介します。
もくじ
パスポートを名義変更する方法は?
パスポートを名義変更するには、新規にパスポートを発行する方法があります。
名義だけを変更する方法もありましたが、平成26年3月20日以降廃止されました。
手数料は、新たにパスポートを作り直す場合は有効期間が5年なら11000円、10年なら16000円。
お金の他に、新規発行の場合も、変更の場合も、印鑑、住民票、戸籍謄本、パスポート、写真と用意するものが多くあります。
足りないものがあって、また旅券センターに出向かなければならない、という事態を避けるためにも、用意するものを前もって確認しておきましょう。
特に戸籍謄本は、本籍がある地域の役所でしか発行できません。
本籍が遠方にある場合は、郵送で取り寄せる必要があります。
遠方の役所から手元に届くのに一週間、さらにパスポートが発行されるのに一週間かかるので、最低でも旅行より2週間前から準備しなければ間に合いません。
パスポート受け取りには必ず本人が行かなければならないことを考えると、余裕をもって準備を始めるのが無難です。
パスポートの名義変更は急がなくてもいい?
パスポートの名義だけを変更する制度が廃止されたことで、名前が変わったら新たにパスポートを発行し直さなければならない、と考えている人も多いでしょう。
しかし入籍した後、旧姓のパスポートを使用しても問題ありません。
結婚が理由でパスポートの名義変更を考えている場合は、結婚式や新居選びなど、何かとバタバタするもの。
日程に余裕がなければ、無理にパスポートの名義変更を行う必要はありません。
ただし、旧姓のままのパスポートを使う上での注意点として、航空券とパスポートの名前は同じものである必要があります。
航空券が前の苗字で、パスポートが新たな苗字というように、たとえ旧姓であっても航空券とパスポートの名前が異なっていてはダメ。
逆のパターンも同様です。
パスポートが旧姓なら航空券も旧姓、パスポートが新たな苗字なら航空券も新たな苗字で予約するようにしましょう。
戸籍謄本などの必要書類を揃えることを考えると、パスポートが手元に届くまで2週間はかかります。
結婚で苗字が変わり、パスポートの名義変更が必要な場合は、新婚旅行が控えていることも多いです。
ホテルの予約などを旧姓で行っていることがほとんどだと思うので、慌ただしくパスポートを申請するよりも、旧姓のまま楽しんで、帰国後改めて切り替えるのがオススメです。