「梅干しを食べすぎると腹痛や下痢の原因になる」ということを耳にしたことはありますか?
妊婦さんで急に梅干しが食べたくなって、1日に何個も食べてた!なんて話を聞いたりもします。
筆者も妊娠中つわりで気持ち悪い時は梅干しを食べたりしていました!
それでは、梅干しは1日に何個までなら大丈夫なのでしょうか。
今回は、梅干しを食べ過ぎると腹痛や下痢の原因になるのか?また1日何個までならいいのかご紹介したいと思います。
もくじ
梅干しを食べすぎると腹痛や下痢の原因になるの?
梅干しを食べると人によってはお腹が緩くなったりして腹痛や下痢の症状が出る場合もあります。
原因は、梅干しの酸によって消化酵素がいつも以上にたくさん分泌されるので、胃腸が活発に動きすぎるからだと言われています。
一時的なものなので、様子を見て体調が回復すれば心配はないでしょう。
とは言え、食べすぎはやっぱり良くないので加減しましょうね。
もし症状がなかなか回復しないようであれば、病院にかかりましょう。
梅干しは1日何個までなら食べても大丈夫なの?
梅干しが好きだからとか、体にいいからと言って1日に何十個も食べるのは食べすぎです。
大き目の梅であれば、1日1個か多くても3個程度までなら食べてもOKです。
梅干しにはかなりの塩分が含まれているので、食べすぎると体が浮腫んだりする原因にもなります。
高血圧症などの持病がある方は、塩分制限もあると思いますので念のためにかかりつけの主治医の先生に確認してみてくださいね。
酸っぱいのが苦手な方は、はちみつで漬けた梅干しもあるので試してみてください!
フルーティーですごくおいしいですよ。
そのまま食べたり、梅酒にしたりと自分なりにお気に入りの食べ方を探すのも楽しいですね。
梅干しの効能
梅干しは「酸っぱいから好き」という人と、「酸っぱくて苦手」という人とにきっぱりと好みが分かれます。
ところが、梅干しには疲労回復や美肌、さらにダイエットにもよい成分が含まれていることが分かっています。
それを聞くとご飯のお供に毎日でも食べた方がよさそうですね。
特に夏バテ気味で食欲がない時には梅干しはぜひ食べていただきたい食物となります。
というのも、梅干しには疲労回復に有効な以下の8種類の有機酸が含まれており、体内の疲労物質の算出を防いでくれる働きがあるからです。
- クエン酸
- フマール酸
- リンゴ酸
- オキザロ酢酸アルファケト
- グルタル酸
- イソクエン酸
- アコニット酸
- コハク酸
暑くて食欲のない日は、さらりと食べることができる梅干し茶漬けはどうでしょうか。
梅干しの酸っぱさが唾液と消化液の分泌を促すので胃腸も活発に動き食欲が湧いてきます。
汗をたくさんかく夏は塩分補給の意味合いもあるので、積極的に食べることをおすすめします。
そして、酸っぱい梅干しを食べた時に出る唾液にはパロチンという若返りホルモンと言われている物質が含まれています。
この若返りホルモンによって血流も改善されるので、美肌効果やダイエット効果まで期待できるのです。
梅干しにはたくさん体にいい効能があるのですね。
ご存知でしたか?
梅干しの殺菌力
よく昔から「梅干し弁当」などと言われているように、お弁当には梅干しが必須となっています。
それはいろどりのためだけではなく、ちゃんとした理由があるのです。
それは、梅干しの強い殺菌力です。
梅干しはサルモネラ菌やOー157、赤痢菌などに対して強い殺菌力があるので傷みやすいお弁当に梅干しを入れて食中毒を予防しようということなのです。
夏場は食中毒のリスクが高いので、お弁当に必ず入れたいですね。
おすすめレシピをご紹介
梅干しをそのまま食べるのは苦手だけど、体によさそうだから食べてみたいと思われた方も多いと思います。
そこで簡単に作れる梅干しを使ったレシピをご紹介したいと思います。
【きゅうりとささみの梅干し和え】
- きゅうりを薄く輪切りにして塩を振ってしばらくおき、水分を絞る。
- 梅干しの種を取り除いて、梅肉を細かくみじん切りにする。
- ささみをさっと茹でで、細かく手で割いておく。
- 三杯酢に少量ごま油を混ぜて、きゅうりと梅肉とささみを和える。
- 器に盛って、すりごまをかける。
以上で完成です。
すごく簡単に作れてしかもおいしいのでおすすめです。
副菜ながらささみが入るので、主役級のボリュームでおいしくいただけますよ。
ぜひ作ってみてくださいね。
梅の成分を丸ごと摂ることができるメニューです。
まとめ
梅干しには疲労回復や美肌、ダイエットに効果があることをお伝えしました。
食物繊維も豊富なので便秘気味の方には特におすすめできます。
身体にいい梅干し、毎日の食事にプラスして摂りたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。