朝すっきりしない、寝ても疲れが取れない、いつもダルい・・・疲労が抜けないのは辛いですよね。
コンビニや駅で飲む栄養ドリンクも、効果があるか無いか良くわからないけど、飲んだ方が良いと思ってとりあえず飲み続けている、なんて人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、疲労回復に効果的な食べ物・飲み物をまとめてご紹介します。
もくじ
疲労回復に効く食べ物とは?
体の7割は水分です。
そして次に多く、2割を占めているのが、タンパク質です。
筋肉、髪、爪、皮膚、内臓筋、細胞、ホルモン、すべてタンパク質で出来ています。
タンパク質はアミノ酸が結合して作られているのですが、すべてのアミノ酸が揃わずに、不完全な状態でも、不良タンパク質として活動しています。
タンパク質を結合するためのアミノ酸は20種類ですが、11種類は体内で作ることが出来ます。
残りの9種類は、食べ物からとるしか無い物で、これらを「必須アミノ酸」と言います。
バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、ヒスチジンの9つが、必須アミノ酸です。
必須アミノ酸は、それぞれ色々な食べ物に含まれているのですが、和食中心の食事を摂ると、知らないうちに十分に摂れていることが多いのです。
肉、卵、魚介類、乳製品、大豆は、必須アミノ酸を多く含んでいるため、良質なタンパク質を作りだすことが出来ます。
野菜や穀物類は、それぞれ偏りがあるため、両方をバランス良く摂らなくてはなりません。
偏った食事は栄養不足!疲れが取れない原因です!
ダイエットなどで、穀物を抜いたり、野菜だけしか食べない食生活は、一見体に良いように思いますが、必須アミノ酸が偏り、良質なタンパク質の合成に影響がでるのです。
不完全なタンパク質ばかりで作られた体は、維持する力が弱く、一度疲れると、元に戻る力がないのです。
何かに偏る食生活は、すべてのバランスを崩してしまうと考えましょう。
必須アミノ酸は食事からしか摂取出来ませんので、摂らないことには、永遠に足りないままなのです。
古くから伝わる日本の食事は、世界的にみても大変体に良いと認められています。
特に、お味噌汁は大豆を発酵させた味噌に、野菜や魚介類、ミネラル豊富な海藻類を一緒に取れる、大変栄養価を高められる料理なのです。
お味噌汁を上手に使って、必須アミノ酸を充実させて、体を土台から作り替えましょう。
疲労回復に効く飲み物とは?
ビタミンB群が豊富で、免疫力の向上に効果のある飲み物と言えば、飲む点滴とも言われる甘酒です。
古くから日本では、滋養強壮の飲み物として江戸の庶民にも愛されてきたものです。
また、クエン酸が多く含まれた、100%の柑橘系フルーツジュース、お酢を使ったジュースにも疲労回復効果があります。
人の体は「クエン酸回路」と言う働きによって、生きていく事が出来ています。
これは、酸素呼吸する生物すべてが同じで、この回路が上手く回らなくなると、体調不良を起こします。
そのため、クエン酸を摂って、クエン酸回路を活性化させると、元気が戻ってくると言うわけです。
また、体内に入ってきた栄養素を必要な形へと変えるために分解する酵素も重要です。
酵素が分解してくれないと、栄養は働くことさえできないのです。
そのため、酵素ドリンクを摂ることも有効です。
スムージーは代謝や腸内環境を整えるためには大変良いですが、ジューサーの摩擦熱で酵素の大半は死んでしまうので、疲労回復を目的にするなら、ロージュースの方が良いでしょう。
低速回転で絞り出したジュースには、酵素がタップリ含まれているため、疲労回復にはとても効果があります。
疲れたなと感じたら、食事は和食中心にして、回復させるようにしてみてください。