いびきに悩む人は男性、女性問わずかなり多いと言われております。
いびきが恥ずかしくて友達と旅行に行けない、いびきが原因で離婚に至る夫婦もいるといわれております。
最近ではいびき対策にさまざまなグッズや薬も目にしますが、一体どれが有効なのか知らない人も多いのではないでしょうか。
今回は、いびき対策に効果が期待できるグッズや薬を中心に、いびきをかかない方法を紹介します。
もくじ
いびきをかかない方法とは気道を妨げないこと?
いびきをかく原因の多くは、気道が妨げられることです。
気道とは、鼻と口から肺にかけての空気の通り道のことを言います。
音とはご存知の通り空気の振動。
私たちが起きているときにいびきをしないのは、直立し喉の筋肉が収縮しているので、気道がしっかり確保されているからです。
ところが、眠ると起きているときと全く同じとはいきません。
眠ることによって空気の通り方が変化することで、粘膜や軟口蓋が振動しいびきの原因になるのです。
もともと肺へと続く気道は、異物の侵入を防ぐために狭い部分もあり複雑なので、空気の流れが妨げられやすい形。
そのため、少しの条件の変化でいびきをかきやすいのです。
いびきをかかないためには、気道を確保して空気の通り道を広げる必要があります。
気道を確保するためにおすすめグッズや薬は?
気道とは、鼻と口から肺へと続く空気の通りのこと。
いびきをかかないためには、空気を妨げないことが重要なわけですから鼻がつまっていたり、気道が狭まるような状況では空気が通りません。
つまり、気道に無理がない姿勢で眠れればいびきの改善効果が期待できるのです。
そこで、空気の通りを良くするグッズを紹介します。
体に合った枕
枕は、高すぎても低すぎてもいびきをかきやすくなります。
枕が体に合わないと、首の角度に無理が出てしまい気道が狭くなることがあるのです。
枕を変えるといびきがかかなくなることも考えられますが、どの程度の高さの枕が自分に合うかわかりませんよね。
首のカーブを測って枕を作るオーダー枕のお店もありますから、そういったところを利用するのもいいでしょう。
お家で自分で変える場合、まずは毎日使っている枕の下に厚手のタオルを敷いて、枕を高くしてみましょう。
高くした枕で眠っていびきが小さくなれば、枕が低すぎたということです。
逆に大きくなったなら、今度は枕の中身を抜いて、いびきが小さくなれば枕が高すぎるので、枕を低くしましょう。
いびきの大きさを確認するのは、スマホなどで録音するのが手軽でオススメです。
枕が体に合わないということは、無理な体制で眠っているということ。
いびき以外にも、体の疲労がとれにくくなるので、枕くらいと軽く考えず思い切って枕を変えてみるのもいいかもしれません。
点鼻薬、鼻炎薬、サプリメント
鼻がつまっていると自然と口呼吸になるので、いびきをかきやすくなります。
花粉症や鼻炎で鼻づまりになってしまい、いびきをかく人もいるので、人によっては鼻炎薬や点鼻薬で鼻の環境を整えれば、いびきへの効果が期待できます。
他にも、肥満になると首の周りに脂肪がついて、気道が狭まるのでいびきをかきやすくなります。
年齢とともに代謝が低下しますから中年太りというように、40代以降はぐっと太りやす時期。
中年になると、いびきをかく人が増えると耳にする理由は、肥満になる人が増える年代だからかもしれません。
肥満や、鼻づまり、口の筋肉の衰えなど、いびきの原因はシンプルでもその要因はさまざま。
いびきを改善することは、自分の体の環境を改善することにも繋がるのです。
鼻呼吸促進グッズ
眠っている間の鼻腔を広げて鼻呼吸をサポートしたり、口を閉じて鼻呼吸しやくしたりする2つのタイプがあります。
物によっては、ドラッグストアでも購入できます。
ブリーズライトなんかは有名ですね。
口呼吸は、口臭やドライマウスなど、口の中のトラブルの原因になりますが、いびきの原因の1つでもあります。
睡眠中に口が開くと体の舌が喉の方へ沈み、気道の妨げになるのです。
普段は鼻呼吸でも、眠っている間だけ口呼吸になっていたり、鼻呼吸と口呼吸が混ざっていたりする人もいるので、いびきを指摘されたらまずは口呼吸していないかを確認してみるといいでしょう。
また、口の周りの筋肉が衰えると、眠っている間に口が開きやすくなるので「あいうべ体操」など、口の周りの筋肉を鍛えるのも効果的です。