どくだみは日本三大薬草のひとつで、昔から体に良いとされています。
そんなどくだみの葉で入れたお茶は、飲む事で貧血を防げたり美肌を目指せる以外に、妊娠中に摂取すると色白の赤ちゃんが産まれると言った話もよく耳にします。
また、妊娠中はなるべく摂取したくないカフェインは含まれているのでしょうか?
今回は、どくだみ茶を妊娠中に飲むと色白の子が産まれるという話は本当なのか、どくだみ茶にカフェインは含まれているのかを調べてみたいと思います!
もくじ
どくだみ茶を妊娠中に飲むと色白の子が産まれるって本当?
「妊娠中にどくだみ茶を飲むことで、肌トラブルの少ない色白な赤ちゃんが産まれる」といった内容は、科学的には証明されていません。
しかし、このような話があるのはなぜなのでしょうか。
どくだみ茶の効能が赤ちゃんを色白にするとされている?
どくだみ茶には飲む事でたくさんの効果や効能が期待できます。
その中で、
- 体内の血液をキレイにする効果がある
- アトピー性皮膚炎の改善に役立つ
- ニキビや吹き出物などの老廃物を除去してくれる
- どくだみ茶に含まれる亜鉛が美肌を作る
という効果があります。
このようなことから、
「胎児と繋がっている臍の緒や、胎盤の循環や環境を良くし、肌トラブルを防ぐ事が期待できるどくだみ茶の効果が、お腹に宿る胎児にも引き継がれるのでは」
と考えられたのではないでしょうか。
その他のどくだみ茶の効能は?
上記の効能の他に、どくだみ茶には、
【便秘解消】
妊娠して子宮が大きくなるにつれ、腸が圧迫されて便秘がちになる人が多いのですが、市販の整腸剤は胎児への影響が心配されます。
しかし、自然から作られるどくだみ茶なら安心して摂取ができ、便秘解消も期待できます。
【貧血予防】
妊娠すると貧血気味になりがちです。
貧血にはレバーなどが良いとされていますが、苦手な方も多いのではないでしょうか。
その点、どくだみ茶は飲むだけで鉄分を補えるので嬉しいですね。
【高血圧の予防】
妊娠20週以降と分娩後12週までに血液検査と尿検査で蛋白があった場合、妊娠高血圧症候群と診断されます。
妊娠した場合、なぜこのような症状が現れるか原因がまだ分かっていないようですが、予防するためにもどくだみ茶は有効です。
【糖尿病の予防】
健康な人が妊娠すると、糖尿病になってしまうことがありますが、これは妊娠したことでインスリンの働きが正常に行われないことが原因です。
この働きをサポートするためにも、どくだみ茶の働きが期待できます。
【解熱作用】
妊娠中は、風邪で高熱が上がった場合も胎児への影響を避けるために風邪薬はなかなか服用できません。
そのような場合は、どくだみ茶の効果が期待できます。
【冷え性の改善】
女性に多い冷え性は、いくら厚着をしてもなかなか改善はされません。
どくだみ茶は、水筒に入れると持ち運びもできるので、外出先でも手軽に摂取できます。
【疲労・肩こり回復】
妊娠すると身体がダルく、重く感じたり、お腹が大きくなるにつれ、姿勢が悪くなったりすることで疲れが溜まったり、肩こりの症状が出始めます。
なので、普段からどくだみ茶を飲むことで軽減される事が期待できます。
【むくみ解消】
女性の身体は、妊娠する事で身体に水分をたくさん蓄える働きが起こります。
すると、身体がむくみ、靴下や下着の跡がくっきりとついてしまいます。
このむくみの改善にどくだみ茶に含まれる利尿作用が効果的です。
と、このような効能があります。
このことから、どくだみ茶は妊娠中にもぜひ飲んでいただきたいお茶だと言えますね。
どくだみ茶の飲み過ぎには注意
どくだみ茶は栄養価も高く、身体にいいので妊娠中に飲む事で嬉しい働きもしてくれます。
しかし、体質に合わない場合や副作用がある場合も考えられるので、そのような場合は摂取を控えましょう。
[aside type=”warning”]便秘解消効果があることから飲みすぎると下痢になる可能性があります。
下痢をすると子宮が収縮してしまい、流産などになる危険性もあります。[/aside]
1日の摂取量は、健康な成人で2リットル、妊娠中ならばコップに2杯ほどを目安に摂取する事が望ましいです。
もし、体調に変化が現れたりした場合やどくだみ茶を摂取する事が心配な方は、医師に相談しましょう。
最後に
どくだみ茶にはたくさんの嬉しい効果があることが分かりました。
「妊娠中に良い!」と聞くと、試してみたくなるのが人間です。
しかし、どくだみ茶に限らず、どの飲み物や食べ物にも言えますが過剰な摂取は避け、適切な量を摂るようにしましょう。