野菜コーナーでほうれん草と並んで見かける小松菜は、意外と知られていない葉物野菜なんです。
あるのは知っているけど、ほうれん草をチョイスしてしまうため、使ったことが無いと言う人もたくさんいます。
ほうれん草の陰に隠れて地味な存在の小松菜ですが、その栄養価やもたらす効能は、ほうれん草より多大なものなのです。
そこで今回は、小松菜の栄養や効能の凄さや、生で食べられるからこそ出来る「バナナとスムージー」で美肌になるレシピをご紹介します。
もくじ
小松菜の栄養・効能が凄い!
小松菜の凄いところは、何と言ってもアクが少ないため、生で食べられると言うところです。
ほうれん草は、アクが強いためサラダ用に改良されたもの以外は、下茹でしないと食べられません。
生と加熱で、大きく変わる点は、ビタミンCが摂れるか摂れないかです。
ビタミンCは熱に大変弱いため、加熱してしまうとなくなってしまうのです。
また、下茹でしてしまうと、水溶性の栄養分は茹で汁に流れ出てしまうので、本来含まれている栄養の何十分の一程度しか、摂取できないのです。
小松菜には、「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」「カルシウム」「鉄」「食物繊維」が豊富に含まれています。
ビタミンAには、細胞を再生したり、強化する作用があるので、アンチエイジング効果が得られます。
ビタミンCは、多くの栄養素の合成や細胞の活性化に役立つため、病気の抑制、感染症の予防に効果があります。
皮膚の再生や血行促進効果もあるので、肌や髪がキレイになります。
ビタミンEは、抗酸化作用により、ガンの予防、動脈硬化の抑止効果があります。
小松菜に含まれるカルシウムは、ほうれん草の約5倍と言われています。
骨粗鬆症の抑制やイライラ防止に役立ちます。
さらに貧血防止に効果のある鉄分や、腸内をキレイにする食物繊維も含まれている小松菜は、野菜界の優等生なのです。
生ばかりではなく、油で炒めることで、βカロテン(ビタミンA)の吸収率が高くなるため、短時間でサッと調理すれば、ビタミンCを失わずにすべての栄養を取ることができます。
小松菜とバナナのスムージーで美肌に!
生で食べられるとは言っても、葉物野菜が苦手な人は多いですね。
そんな時は、バナナと一緒にスムージーで毎日摂ることをお勧めします。
小松菜の皮膚や細胞の再生力と、バナナの老廃物の排出力がデトックス効果となり、お肌が生まれ変わるのです。
小松菜とバナナのスムージー
- 小松菜 4枚(最初は2枚くらいでお試しください)
- バナナ 1/2本
- 水 100ml
青臭いと感じる人は、リンゴやレモン汁、100%フレッシュジュースを少し加えると、さらに飲みやすくなります。
水を、低脂肪乳、豆乳、ヨーグルトなどに変えると、摂取出来る栄養素も高まり、味に変化も出て楽しみながら飲むことができます。
氷を加えることでも、スッキリ感が増して、美味しくいただけます。
美肌効果をねらうなら、豆乳が一番です。
大豆イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンと似た効果をもたらすことで、美肌効果は倍増します。
豆乳には、マグネシウムが豊富に含まれているので、カルシウムと一緒に摂るとそれぞれの吸収率が良くなり、精神的な安定作用も働きます。
便秘がちな人には、ヨーグルトがお勧めです。
小松菜の細胞を活性化させる作用と、バナナの食物繊維、ヨーグルトの乳酸菌やビフィズス菌の効果で、腸内環境を整えることができます。
小松菜の栄養と効能いかがでしたか、ぜひ、一度お試しください。