蒸し料理はそう頻繁にするものではありません。
場所もとるし、準備も大変だし、蒸し器がないご家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、 蒸し料理は煮物や焼き料理にはない独特な魅力があります。
特に蒸し器では野菜は茹でるよりも栄養が水に溶けにくく、野菜の栄養を効率よく口にすることができます。
美味しい蒸し料理が、準備が大変な蒸し器を使わずにできたら嬉しいですよね。
実は蒸し器の代用にフライパンや鍋が使えるのです。
鍋やフライパンは料理をするご家庭なら必ずあるもの。
蒸し器の代わりにこれらが使えるなら、蒸し料理のハードルがぐっと下がりますよね。
今回は蒸し器の代用で、フライパンや鍋を代わりに使う方法を紹介します。
もくじ
蒸し器の代用?フライパンの使い方
ココットやカップを使った蒸し料理には、蒸し器の代わりにフライパンを使うと簡単にできます。
蒸し料理と言えば茶碗蒸しやプリン。
どちらも流動性のある生地を器に入れて蒸すので、フライパン代用して作ってみてはいかがでしょうか?
【用意するもの】
■深めのフライパン
■ココットやカップ
■水
■アルミホイル
【工程】
①深めのフライパンにココットやカップが浸かるくらいの水を入れて火にかけます
②ココットやカップに蒸したい材料を入れてアルミホイルでふたをします
③①が沸騰してきたら、②のココットやカップを並べます
水が少なすぎるとあっという間に水が蒸発して、空焚きの状態になってしまいます。
カップに水が入らないように注意しながら、多めのお水で蒸しましょう。
茶碗蒸しやプリンは、水が冷たい状態から入れると、火加減によってはすが通って歯触りが悪くなります。
プルプル感を楽しむためには、できるだけ弱火でじっくり火を通しましょう。
蒸し器の代わりに鍋の使い方
蒸し器の欠点はなんと言っても、大きさのわりに1度に調理できる量が少ないこと。
たくさん蒸そうとすると、調理した途端にどんどん食べていかないと冷めてしまってせっかくの蒸し料理が台無しになります。
蒸し器の代わりに鍋を使うと、コンロの数だけ蒸し料理ができるので、1度に蒸せる量が格段に増えます。
大きな鍋を使って挑戦したいですね。
【用意するもの】
■深めの鍋
■ふた
■布巾
■高さがあるお椀やココット
■平らなお皿やバット
【工程】
①鍋の底に高さがあるお椀を逆さまに置きます
②3cmほどお水を張り、沸騰するまで火にかけます
③沸騰するのを待つ間に、平らなお皿に蒸したいものを並べます
④お湯が沸騰してきたら、③のお皿を逆さまにしたお椀の上に乗せます
⑤鍋のふたを布巾でくるんで、④の鍋に被せます
お皿やお鍋は調理に合わせて大小さまざまなものがあると思います。
蒸す物に合わせてぴったりのものが選べるので、蒸し料理が簡単になりますね。
蒸し時間は、メニューに合わせて調整しますが、長時間蒸す場合は空焚きにならないように鍋の様子を見ながら水を継ぎ足してください。
お湯が沸騰する力で、お皿がカタカタ動くことがありますが、ひっくり返しそうで怖いと感じた場合は、お椀の代わりにザルを使いましょう。
ザルの編み目から力が抜けていくのでガタつくことがなくなります。
布巾はなくても食材を蒸すことができますが、沸騰した水分が鍋を伝って垂れてくるので、食材が水っぽくなることがあります。
布巾があると水分を吸収してくれるので、美味しく蒸しあがりますよ。
厳密な水の量や蒸し時間は火加減だけでなく、蒸し状況によって変化します。
こまめに様子を見ながら、火加減や水を調整しましょう。
水蒸気が出てくる間はまだ水がある証拠ですが、水蒸気がなくなったら鍋やフライパンに水がなくなったサインです。
そのまま加熱し過ぎると空焚きになって危険なので注意してください。
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