肩甲骨はがしは、穏やかでない名前から何か危険なものでは、と勘違いしてしまうかもしれませんね。
しかし、肩甲骨はがしとは肩甲骨をほぐして体の調子を整えるというもの。
こりをはがすことから肩甲骨はがしと呼ばれています。
接骨院では、昔からよく行われている施術なのだそうです。
肩こりや姿勢が悪い人の多くは、肩甲骨がゴリゴリといかにも凝り固まっているという音がすることがあります。
肩甲骨をほぐすことによって、体の凝りやスタイルアップなど、さまざまな効果が期待できるのです。
では肩甲骨はがしのやり方はどうすればいいのでしょうか?
今回は肩甲骨はがしの効果と危険でないやり方を紹介します。
もくじ
肩甲骨はがしの効果とは
肩甲骨はがしとは、ストレッチで肩甲骨のこりをほぐす効果があります。
オフィスワークなどは、同じ姿勢で長時間いることが多いので体に悪影響が出ると有名ですね。
肩甲骨に関しても同様で、肩甲骨がこると血行が悪くなって、神経を圧迫し、肩こりの原因になります。
さらに凝るということは固まってしまうということですから、負担がかかる位置で動かなくなり、猫背の原因にも。
猫背は首の筋肉を引っ張ってひいては顔のタルミやバストが下がる可能性にもなります。
肩甲骨が凝ると、体が痛むだけでなく美容にも悪影響なのです。
肩甲骨はがしで肩甲骨の凝りがほぐれると、まず肩こりの原因が取り除かれるので、肩の痛みの対策になります。
背骨が本来の位置までしっかり持ち上がるようになり、姿勢が良くなるので、筋肉がしっかり使われて代謝がアップします。
つまり、痩せやすい体になるわけです。
さらにバストが正しい位置に戻るので、バストアップ効果もあります。
肩甲骨はがしのやり方
肩甲骨の凝りをはがして、健康と美容の両方に効果的な肩甲骨のストレッチ。
毎日できるストレッチの鉄則は、簡単で用意するものが極力少ないことですよね。
難しかったり、準備が大変ではストレッチしようと思っても、面倒くさくなって続きません。
思いたったらその場ですぐにできる、手軽な方法を中心に紹介します。
肩甲骨のストレッチ①
1.椅子に座るか、肩幅に足を開いて立ちます
2.片方の肩を上げて、ゆっくり前に下げます
3.反対側も同じように繰り返します
肩甲骨のストレッチ②
1.椅子に座るか、肩幅くらいに足を開いて立ちます
2.両手を合わせて、真っ直ぐ上に伸ばします
3.片方の肩を前に片方を後ろにと、両方の肩甲骨を伸ばすイメージで体を左右に捻ります
4.左右に5回~10回繰り返します
肩甲骨のストレッチ③
1.手を後ろ手に組みます
2.組んだままの手を上下にゆっくり動かします
3.30回ほど繰り返します
肩甲骨のストレッチが終わった後、左右の腕を後ろで上下に組んで、どのくらい近づくか、または重なるかを確認すると、肩甲骨の周囲の筋肉がどのくらいほぐれたか実感できます。
毎日続けることで、筋肉のこりがたまりにくくなるので、肩こりに悩むことが少なくなるかもしれません。
ただし、いくら体にいいといってもムリは禁物です。
痛みを感じるほと肩を強くひねっては筋を傷めるなど、かえって体を悪くする可能性があります。
ムリをせず気持ちいいくらいのストレッチを心がけましょう。