日本人には欠かせない食べ物「ご飯」。美味しく食べるための炊き方の工夫などは、よく特集されたりしてますよね。
洗い方や、水の切り方、炊飯器の選び方などですが、炊いた後はどうしてますか?
ご飯は、炊けた直後が一番美味しいです。ですが、何合炊いたとしても、ご飯って残ってしまうことが多いですよね。
今回は、炊飯器に入れっぱなしにした場合いつまで食べられるのか調べてみました!
もくじ
炊飯器に入れっぱなしにする場合、保温だといつまで?
炊飯器での保温可能な時間はメーカーによって違うようです。大体の平均は12時間から24時間だそうです。
高額な炊飯器になると30時間保温できる!なんてものもあるみたいです。
保温の温度を設定できる炊飯器では、「通常は24時間以上、高温の場合は12時間以上は保温しないでください」という記述があります。
まずは、お持ちの炊飯器の取扱説明書をチェックしてみてくださいね。
ただ、そんなに長く保温できるとしても、残念ながらご飯はだんだんパサパサしてきちゃいます。
黄ばんできたり、少し臭くなり、固くなってくるので、ご飯の「美味しさ」はどんどん失われてきてしまいます。
炊飯器で保温したご飯が悪くなるのを防ぐには
保温したご飯が黄ばんできたり、臭くなったり、固くパサパサしてくるのを完全に防ぐことは難しいですが、少しでも回避できるように、4つの注意を紹介いたします。
- 炊飯器の蓋、パッキンなどを清潔に保つこと
- ぬかの汚れが残らないようにお米を丁寧に研ぐこと
- しゃもじを中に入れっぱなしにしないこと
- 炊飯器の窯から離すように中央に集めておく
炊飯器は、清潔にすることが大事です。まずは炊飯器の蓋やパッキンに汚れが溜まらないようにこまめに洗いましょう。
お米の、ぬかの汚れが匂いや黄ばみの原因になるので、研ぎ始めの1~2回の濯ぎ水はすぐに捨てたほうがいいです。
しゃもじをそのまま炊飯器の中に入れっぱなしの人が多いと思いますが、手で握ったものなので雑菌などが着いているのでやめましょう。
炊飯器の内窯に触れているご飯から水分が飛んでカピカピしてきます。真ん中にご飯を集めてなるべく内窯から離しておくと固くなるのを防ぎます。
炊飯器のメーカーは12時間から24時間といっていますが、米店では大体5時間から6時間くらいを推奨しています。
しかし、炊飯器で6時間保温すると、もう1回新たにご飯を炊くのと同じ電気代がかかります。炊飯器で保温したままご飯を入れっぱなしにするなら5時間以内がいいでしょう。
保温を切って、炊飯器に入れっぱなしにしたご飯はいつまで大丈夫?
季節によって変わりますが、こちらも12時間から24時間くらいが目安のようです。
保温で入れっぱなしにする時の注意点と同じく、炊飯器の中は清潔に保っておくことが大事です。
夏場は何でもすぐに臭ってきちゃいます。密閉された炊飯器の中でも、やはり日によっては半日で黄ばんで臭ってきます。
冬場は2日もったという話も聞きますが、やはり味はかなり落ちます。
季節といっても、土地柄だったり、クーラーや暖房で部屋の温度にもよるので、あくまで目安です。
臭いがきつかったり、ちょっとネバっとしているかも?などといつもと違う状態の場合は気をつけてください。
美味しいご飯の保存方法
ご飯は2~3度で傷んできます。つまり、常温や冷蔵庫の保存が向いていません。
冷蔵保存の場合は3日くらいもちますが、日が経つにつれ味が落ちてくるので早めに食べるか、チャーハンなどにして食べることをおすすめします。
一番の保存方法は冷凍庫に保存することです!炊きあがりの美味しいご飯をすぐに保存すれば、美味しいご飯をキープできます。
冷凍保存のポイントは、炊きたての熱い湯気がほくほくしたままのご飯をラップで包むことです!
冷めてから保存した方がいいように思うかもしれませんが、ここが解凍した時に美味しく食べられるポイントなのです。
ラップかフリーザーパックで包むときの注意点ですが、おにぎりのように丸く包むのではなく、押し潰さないでふんわりと平たくします。平たい方が、早く冷凍、解凍ができるためです。
ご飯を冷凍保存するための専用の保存容器なども売ってます。ラップの場合も、保存容器の場合も粗熱が取れたら冷凍庫に入れます。アツアツのままだと冷凍庫の温度が上がってしまい他の食品を痛めてしまう恐れがあるからです。(ご飯用の急速冷凍機能のついた冷蔵庫は大丈夫です)
逆に完全に冷めてしまってからだと、でんぷんのが劣化して味が落ちてしまいます。あたたかいうちに冷凍しましょう。
そして、次にご飯を食べるときは、常温で解凍したり、電子レンジの解凍を使わずに、一気に加熱すると炊きたてのような美味しいご飯が食べられます。
この冷凍ごはんが、いつまでもつかというと約3週間くらいです。できれば1カ月以内に食べてしまいましょう。
炊飯器に入れっぱなしでも数時間はもちますが、やはり美味しいご飯のためには、少し面倒ではありますが、冷凍保存が一番のようです。
美味しいご飯の為に、是非参考にしてみてください。